SDGs × 電子線 ~電子線照射でSDGs達成を目指す~

ニュース

2021年06月03日

電子線(EB *¹)照射は素材の特性向上や新機能を付加させることなどができ、半導体の特性改善によるインバータの省エネ化や高機能食品包装による食品消費期限の延長などが可能です。                          株式会社NHVコーポレーション(本社:京都市右京区、社長:重田悦雄)では、SDGs*²へ向けて高まる素材ニーズに対して、装置開発・販売、および照射サービスで培ったノウハウを活用し支援を行ってまいります。

SDGs x EB x 電子線照射 貢献
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印刷・塗膜のEB 硬化による VOC 排出削減

EB硬化型樹脂、塗料は VOC*³レス化が可能です。                                         また照射により瞬時に硬化するので、熱乾燥法と比較して乾燥工程でのCO2 排出量を削減できます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
EB硬化で有機溶剤削減

 

 

 

 

パワー半導体の特性改善で省エネ化

電子線(EB)を半導体に照射することで格子欠陥が生成され半導体特性のコントロールが可能です。                                         パワーデバイス向け半導体において、キャリアライフタイムの制御は重要な課題であり、電子線照射によって格子欠陥を形成する方法は均一性と制御性に優れています。このパワー半導体はエアコンなどのスイッチング素子に使用されており、省エネ目的で広く使われています。
電子線照射によるパワー半導体の特性改善で省エネに貢献

 

 

 

 

高性能な食品包装材で食品保存期間延長化

EBによる架橋技術は食品包装フィルムの製造にも利用されています。                                         EB架橋により耐熱性・強度・熱収縮性の向上などの効果が得られ、高性能な食品包装材で食品保存期間の延長、さらには食品ロスの削減につながります。
電子線照射で製造可能な高性能な食品包装材で食品保存期間延長に貢献、食品ロス削減

 

 

 

 

植物由来プラスチックの高性能化

植物由来のポリ乳酸は、耐熱性や透明性が低いこと課題でした。                                         電子線架橋による改質でポリ乳酸の耐熱性向上、透明性維持が可能となり、石油プラスチック代替品としての用途を広げています。
電子線架橋による植物由来プラスチックの高性能化

 

 

 

 

フッ素樹脂のリサイクル

加工が難しいPTFEはリサイクルが課題でしたが、EBによる分解作用を利用すると微粉末化が可能となり、潤滑剤、塗料の添加剤などへリサイクルされています。
フッ素樹脂のリサイクル

 

 

 

 

※1 EB:Electron Beam
※2 SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)                               ※3 VOC:Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)


[関連リンク]                                                       電子線照射装置(EPS) https://nhv.jp/products/                                       電子線照射サービス     https://nhv.jp/service/

[お問い合わせ先]
●電子線照射装置(EPS)について                                                    こちらのフォームよりお問い合わせください。

●電子線照射サービスについて                                                ●電子の効果・利用分野について                                                   こちらのフォームよりお問い合わせください。